「オブジェクト指向ワークブック―分析・設計トラック」

オブジェクト指向ワークブック―分析・設計トラック
著者 : 山田 健志 / 出版社 : 翔泳社
定価 : 1,659円(消費税79円ふくむ)

オブジェクト指向強化月間第2弾ということで。
ワークブックというとおり、きわめて初心者むけの入門書ということになっているが、自分としては、これほどオブジェクト指向の説明として「なるほど」と思えた本はなかった。
しかも、そのオブジェクト指向の概念の解説と、それを実際に生かした Java のコードの解説とがうまーく連携している。
これまで読んだ Java などの言語の解説書では、オブジェクト指向については、「予備知識」的な位置づけで、それが実際にコードにどう生きるかの解説とうまくかみ合っていなかったのではないか――とこの本を読んだ後につくづくと感じる。

最後、1/3 ぐらいを占める周辺知識についての部分は、「オブジェクト指向そのものとは無関係」という書評も見うけられたが、オブジェクト指向はどのようなニーズにこたえるのか、この基本的な知識をどう発展させていくか、と、まさに「入門者」にとって非常に有益な情報だと思う。

惜しむらくは、ボリュームの割りに値段が高いという印象。
どうも「ワークブック」のねらいであるはずの、書き込みに抵抗が生まれてしまう。(貧乏くさい? 笑い)
これで、1,000円以内ぐらいに抑えられれば、ベストセラー、ロングセラーになれると思うのだが。