「博士の愛した数式」

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博士の愛した数式
著者 : 小川 洋子
出版社 : 新潮社 / 定価 : 460円(消費税21円ふくむ)

映画を見た後、原作本に挑戦。

昔はこういうケースだと、映画が原作と違うことに違和感を引きずったものだが、なるほどこういう面は映画的、こういう部分は文学的というようにメディアの特性に応じたリファインに感心した。
そういう自分の成長を感じもした。

総じて、映画の方はスケール感があって「画(え)になる」エピソードがもりこまれているし、原作の方は人間同士の心理描写や数式をめぐる理知的なエピソードの印象を深められる。

結果として、映画→原作本の順番は正しかったと思う。
今週末からロードショーですね。
映画を楽しみにしている人は、原作本を読むのをもう少しガマンすることをおすすめします。


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