BOOK

本の紹介、書評

著者 : 竹内真
出版社 : 新潮社 / 定価 : 1,995円(消費税95円ふくむ)

地味ぃな表紙で、「少年」記って割には、ボリュームもあってどうなんでしょ?
と、ぶっちゃけ本棚の肥やしになっていたわけだけど、なんとなくピンときて読みはじめた。

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著者 : 平澤章
出版社 :
日経BP社 / 定価 : 2,520円(消費税120円ふくむ)

良書!!

この間、何冊かの 本を読んできたが、 の記法だけで終わっているもの、複雑な設計にまともに挑みかかって消化不良で終わるもののどちらかという感じだった。
この本で、いくつかのパターンをみて、ホント 設計の本質にふれたような感じがした。

ぜったいつかえる。
21のパターンごとに付せんを貼り、「目次でパターンを確認」、「付せんでたどり着く」というのができるように「チューニング」をくわえた。

ちょうど、オブジェクト指向を学びはじめて、 などのオブジェクト指向言語の言語仕様を解説したものをいくら読んでもさっぱりピンと来なかったのが、デザイン・パターンを学んで「なるほど!!」となったのに似ている。

  • いくらリフティングがうまくても一流のサッカー選手にはなれない。
  • ねじやピストンリング、コンロッドをいくら眺めまわしても、エンジンの構造は理解できない。

ただ、クラス図以外は、ステートマシン図がちょっとでてくるぐらいなので、「これで本当にいけるのか!?」の感も。
続巻に期待。

p.s. O/Rインピーダンスについて、この本ではじめて理解できた orz

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最近、だいぶ走ってるんですよ。
ここ 1 カ月半ほどは 1 回 6km ちょっとを週 3 回。

最初のきっかけは、10 月のトレラン。
距離は短いのにすんごいキツくて。
トレランを趣味にするからには、たまーに走るだけじゃ悔しいだけ。
練習→本番の関係にしないと…と Nike+ のシステム、iPod nano に接続するセンサー(Apple Nike + iPod Sport kit)と対応シューズを購入した。
これが昨年末。

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超入門 Javaってなんだろう
著者 : 井上 樹
出版社 : 翔泳社 / 定価 : 1,995円(消費税95円ふくむ)

タイトル通り、「ってなんだろう」という本です。
のコードを詳細に追っかけて、こういうコードを書くとこういうことができます…というのではなく、ざっくりと「っていうのはこういう言語よ」、「Webアプリケーションなんかにも応用できるんだよ」と紹介する本。

「超入門」と銘打つにしてはやや高度で、ぶっちゃけ対象とする読者像が見えない。
あえていえば、のいわゆる入門書でちまちまとした文法を身につけたものの「で、結局って何ができるの?」と、疑心暗鬼になった人が、自分のいまいる地点を確認するための広域地図という感じかな。

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著者 : 鶴保 征城, 駒谷 昇一
出版社 : 翔泳社 / 定価 : 2,100円(消費税100円ふくむ)

「体系」という大風呂敷が好きでして。
大きな世界をつかむことで、個別の問題をその位置づけのなかでとらえるという。
「システム開発」という世界の中にいて、目の前のソフトのコーディング技術ばかりに目が奪われると、どうも狭い世界で仕事をしている――というか、いまこの工夫の耐用年数はいかばかりのものか、と不安になることがある。
しかし、これまで読んできた本の多くは、「とりあえず動けばOK」、「これは便利でしょ?」という感じの個別技術や、Tips 的なものばかりで、その体系全体を身につけるという感じのものがなかった。

この本は下巻にあたる「ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業(2)」とセットで、大学での講義をまとめたものとのことで、大学での1年(?)というサイクルのなかで、システム開発の全体像をつかもうというもの。
まだこの上巻を読んだだけなのだが、自分の仕事がほぼ「社内開発」にあたるものばかりというのもあって、外部設計などの作業はなるべく時間をかけずに、さっさと通りすぎたい、できればやらずにすませたいという意識でやっていたのだが、そうした作業の意義をあらためて考えることができた。
こういう体系ものは、ひと続きの作業の中での自分の弱点を探るのに役に立つ。
日常の作業に埋没しがちな社会人があらためて学ぶという角度からは、有益な本だと思う。

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著者 : ダグ・ローゼンバーグ, ケンドール・スコット
訳者 : 今野 睦, 長瀬 嘉秀, テクノロジックアート
出版社 : ソフトバンククリエイティブ / 定価 : 2,625円(消費税125円ふくむ)

この間、 の勉強をすすめてきたのだが、「いくらやっても実際の仕事でどうつかうのかわからない」というジレンマに陥っていた。

最初の「ワークブック形式で学ぶ オブジェクトモデリング」は、要求分析から、実際にコードを書くプログラムの間を埋めている本としては、いままで見たことがないほどにていねいだ。
これまでにもできあがった 図から出発してコードを起こす、という本は何冊か読んだ気がするのだが、この本ではとくに要求分析で にどう記載していくかという部分がていねいでうれしい。
ただ、ちょっと表現がまだるっこしいのと、完成したシステム(サンプル・コード)が載っていないので達成感が不十分なのとが気になるところ。
実感として、「こんな感じでいいのかなぁ」という不安があった。

編集 : 日経ソフトウエア
出版社 : 日経BP社 / 定価 : 1,995(消費税95円ふくむ)

そして次に読みはじめたのが、「正しく学ぶソフトウエア設計」。
この本は「日経ソフトウエア」誌からの記事の寄せ集め。
ちゃんと照らし合わせたわけではないが、過去に紹介した「日経ソフトウエア プレミアム総集編 プログラミングまるごとパック」あたりと、だぶっていそうで、なんとなく損した感もないではない。

しかし、この寄せ集めはツボ。
短い記事がたくさん出ているというのが功を奏して、上記の不安に対して、こんなプロジェクトでも、あんなプロジェクトでも同じように をつかった分析をやっている、という感じで納得納得。
この2冊の連携、おすすめです。

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著者 : 渡辺 幸三
出版社 : 日経BP社 / 定価 : 2,730円(消費税130円ふくむ)

残念ながら、記法が独特なのでとりあえず保留。
個々には、帳票からER図を起こすあたりとしては参考になりそうな気配。
しかし、ほかに実践的に読むべき本があるので、やっぱり保留。

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著者 : 牛尾 剛・長瀬 嘉秀
出版社 : 翔泳社 / 定価 : 2,940円(消費税140円ふくむ)

オブジェクト指向の概念と、実際のプログラムとをむすびつけるのには役立つ本。
一言でいえば「オブジェクト指向の概念に小難しいいろんな定義があるけど、実際にプログラムにするとこういうこと」という本。
ただ、紹介されているコードはサーバーサイド を中心にしている。
自分の実践経験の弱いところなので評価はしないが、今後勉強してみにつけたい。

前に紹介したなんかの本でもあったけど、この本も体裁のお硬い印象と、内容のあまりにカジュアルな文体のギャップにクラクラする。

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「バッテリー」

発売元 : 角川エンタテインメント
品番 : DABA-401 / 価格 : 3,990円(消費税190円ふくむ)

小説が気に入っていたので、映画にも足を運んだ。
ようやくだけど。

とにかくキャスティングに成功しまくってると思う。
最初のシーンから違和感なく主人公・原田巧として目の前に現れた林遣都くんをはじめ、最初は違和感があったけどだんだんと永倉豪にみえてきた山田健太くん、これまたかなりイメージどおりの矢島繭役の蓮佛美沙子さん。
さらに、最初はあまりに子どもっぽすぎて、「?」と思ったものの映画のなかで癒しポイントになっていた「サワ」役の米谷真一くんも最高!!

といっても、結局のところ「原作のイメージに忠実」にすぎず、基本的に映画が主ではない。
残念ながら。
原作のもつ力が巨大で、その慣性でつきすすんだ作品という感じがしないでもない。

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華麗なる一族〈上〉
著者 : 山崎豊子
出版元 : 新潮社 / 定価 : 860円(消費税40円ふくむ)

つい最近エンディングをむかえた同名ドラマの原作本です。
ちなみに、別にミーハーで読んでるわけじゃないですから。
以前に山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」全5巻も読んだし…筋を知らずに読みはじめたのが飛行機で帰省するときの暇つぶし目的で、ちょうど帰りの飛行機がびったり御巣鷹山編のあたりだったんで、コワイの怖くないのって。
「華麗なる…」を読みはじめたのも、去年の暮れだし…って、そうです、すでにドラマのタイアップ的な宣伝してましたよ…まあいいや。

ドラマのほうは、阪神特殊製鋼の専務・万俵鉄平役の木村拓哉さんを主役にすえてるけど、小説の方は北大路欣也さんが演じた阪神銀行頭取・万俵大介が主役。
万俵鉄平の視点だと、巨大で危なっかしくて、しかし具体的に物質が生産される鉄鋼現場での労働の感じがいい。
これはこれでITを中心としたサービス業や、株長者がばっこするいまの世の中へのアンチテーゼとしておもしろい。
しかし、小説で描いている銀行業界の裏もすごい。
たとえば…

融資先の地方スーパーが手形を決済するための一時的な追加融資を申し入れてくる。
というのも、近くに東京から大型スーパーのチェーン店が出店してきたことで業績が悪化している。
追加融資も焼け石に水になる可能性が高い。
しかし、決済できず不渡りというとこになれば倒産=これまでの融資が回収できるかどうかわからない。
さあ、どうする?

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BlogPet 今日のテーマ
「そろそろ桜が咲く頃です。あなたのお花見スポットを教えてください。」

純粋に「花を見る」という点では、新宿御苑。
広大な敷地に何種類もの桜と若草の芝とで、さすが首相主催の花見やら、皇室の園遊会やらにつかわれるまさに日本一の花見スポット。

夜桜という角度では、国立駅南口からのメインストリート沿いかなぁ。
ちょうど店のウインドーからの明かりが花見をライトアップする効果があるし、寒くなったら気軽にお茶するスポットも多数。

かつて第2次世界大戦中は、散りかけが美しい桜が命を軽くするシンボルとして利用されていたのはご存知ですか? 数年前にNHKのレギュラー番組だった「ものしり一夜づけ」で紹介されていたんですが、そうした「広告効果」をまじめに研究した本、「ねじ曲げられた桜」(大貫恵美子著)が出ています。

平和でこそのお花見、大いに楽しみましょう。

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JIS規格対応 標準C#入門
出版社 : ソフトバンク クリエイティブ
著者 : 矢沢久雄 / 定価 : 2,100円(消費税100円ふくむ)

この間読んできた C# 本のなかで、いちばん「C# のこと」がよくわかった本。
読みやすくて、つくれるという意味ではほかの本も大いに参考になったのだが、多くは「Visual C# のこと」、IDE(開発環境)のことはわかるようになるものの、その中心となる言語としての C# そのものにせまるものがほとんどなかった。

あ、もちろんオライリーの「プログラミングC#」は類書といえるけれど、こちらは細かすぎて、C# の全体像が見えにくい。
ちょうど、こちら「標準C#入門」で全体像をとらえてから、必要に応じてリファレンス的に「プログラミングC#」をふりかえるとちょうどいい感じだと思う。

あえて難癖をつけるとしたら、「JIS規格対応」と冠しているところ。
JISの用語とMicrosoftの用語の間に違いがあるらしい。
Microsoftでいう「ローカル変数」がJISでは「局所変数」、同様に、「ガベージコレクション」が「ごみ集め」、「コメント」が「注釈」など。
本書が「JIS規格対応」と銘うっているので、JISの用語を使っているのかと思いきや、逆でMicrosoftの用語を基本的につかっている。
「JIS規格対応」といえるのは、その用語の対応関係を書いた1ページ分の表だけ。
まあ、Microsoftの用語の方が実践的であって、JISの方にちょっと無理がある感じがするから、そんなに作者や編集者を責める気もしないのだけれど。

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世界の中心で、愛をさけぶ 小学館文庫
出版社 : 小学館
著者 : 片山 恭一 / 定価 : 520円(消費税24円ふくむ)

いい大人がこっぱずかしいのだけれど、なかなかよかったので。
ちょうどブームのほとぼりが冷めたころに読んだのだけれど、やはりブームのときに騒がれていた「純愛」のエピソードはこの小説のごく一部分にすぎない。

若いころの、相手の一挙手一投足にストレートに心臓の鼓動が反応したり、血がわきたったり逆流したりの恋心。
そんなにまで愛した人を失ってしまったときの深く苦しい喪失感。
それは、この小説のように死別でなくても…自分としては死別はまだ経験していないが…感情移入できるのではないだろうか。
深い愛と深い喪失感を1つのベクトル上でとらえる試みが新鮮であり、また同時にむなしくもある。
説明できない煩悶を合理化するためのさまざまな自問自答が息苦しく美しい。
登場するおじいさんとの対話を通じて、読者は、生き、愛し、死ぬことをめぐる哲学に引き込まれる。

映像はいらない。

登場人物たちといっしょに人生の大切なことを真剣に考えるところにこの小説の価値がある。
最後に待っている美しい風景に救いとあたたかさを感じられるのがいい。

ちょうどほぼ飛行機の1フライトの間に読んでしまったのだが、冒頭のみずみずしい恋愛を描いているあたりは青空の中を飛び、アキの発病から死までのあたりを夕焼けから黒い空の中、ラストのある種のすがすがしさをかみしめながら東京のキラキラした夜景の中にランディングしていく…じつにぴったりとシンクロしていて感動ひとしおでした。

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Javaのドリル
著者 : 瀬戸 遥
出版社 : ソシム / 定価 : 2,100円(消費税100円ふくむ)

これもまた、バリバリとミニプログラムをつくる、基礎トレのイメージで選択した。
しかし意外にも、プログラムの穴埋め問題や、用語理解の○×選択など、「ドリル」の意味合いの濃いものだった――まあ、間違っちゃいないんだが。
それにしては、オブジェクト指向の解説が、全8章立てのうちの第4章「クラスの作成と活用、インターフェイス」の部分に押し込められていて、消化不良な印象がある。
また、Swing をつかった Windows アプリケーションにページを割いているが、いまの の実践的な利用状況を考えるとちょっと古臭いような。
の概念的な入門書を読んだ後の「2冊目」におすすめという感じだろうか。

結論的にはやや物足りない。
自分としては、それがある一定の水準をクリアーしたことを意味しているのだと積極的に評価したいと思うが。
続編の「活用編」も買っちゃったんだけどなぁ…。

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「忘れ雪」

忘れ雪
著者 : 新堂冬樹
出版社 : 角川書店 / 定価 : 1,680円(消費税80円ふくむ)

この本のどこに価値があるかというと、その70%は表紙イラスト。
前半、この犬をめぐるストーリー展開には残り29%の価値あり。
後半、「あれ? 純愛小説のコピーで読みはじめたんだけど…」の違和感をひきずったまま、どうでもいいテレビのサスペンス劇場みたいな陳腐なエンディング。
あーあ。

文庫版もでてるようです。
でも、古本だったら文庫版より安そうなこのハードカバー版のほうがおすすめ。
表紙イラストが大きいもん。

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