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コンサルタントになる人のはじめての業務分析
著者 : 窪田寛之
出版社 : ソフトバンク / 定価 : 2,730円(消費税130円ふくむ)

UMLの実践的な勉強をしたくて買った本。
実際の業務を分析して、そこから出てくる要求をUMLで仕様化するというのが主題ようだったからだ。

しかし、残念ながら結論にいたる過程の部分、思考のプロセスをもっと知りたかったという感じで、ちょっと早足すぎる感じだった。
…それとも自分がついていけなすぎなのか。

アホでマヌケなプログラミング
著者 : Lepton
出版社 : 翔泳社 / 定価 : 1,764円(消費税84円ふくむ)

新年早々「アホでマヌケ」かよっ!!
…という気もするけれど、たまっていた本を正月休みに消化する一環として。

内容は、現役のプログラマーによる、職業プログラミングにかんするエッセイといった感じか。
タイトルの通り、「たしかにそりゃアホでマヌケなのかもしれないなぁ」とは思えるが、「じゃあ技術的にどうすりゃいいの?」「心構えとして必要なことは?」というあたりに十分答えていただいた印象に欠ける本。
(まったく書いてないというわけではないが、あまり印象も技術も残らない。)

読んでいる途中から、「とりあえずとっとと読みきって駅のゴミ箱に捨てよう」と思いはじめたが、そうはできない性分で結局持って帰ってきてしまった。
しばらく本棚のスペースを埋めるだけになること間違いなし。
コピーに踊らされて安易に買っちゃったなぁ…(←アホでマヌケ)

10日でおぼえるUML入門教室
著 : オージス総研
出版社 : 翔泳社 / 定価 : 2,940円(消費税140円ふくむ)

CD-ROMに「Konesa」というUMLツールの体験版が付属しているし、著者もその開発元であるオージス総研
となると、予想できる通り、あまり問題意識をもたないで「10日」をすごしてしまうと、Konesaのつかい方は覚えても、UMLを学んだことにはならないという状態に陥ってしまうかもしれない。

ぼくは、Konesaとやらのツールの将来性に不安を感じたのもあって、Eclipse のプラグイン、「Eclipse UML」をつかって読みすすめた。
十分、対応関係がある上に、Eclipse と Eclipse UML の操作に親しむこともできた。

この本の存在意義としては、UMLで描いた図が結局どういう(Javaの)コードになるのか、というサンプル。
この点ではこれまでに読んだ本のなかでも充実しているうちに入ると思う。

デザイン・パターンに若干(ほんとにちょっとだけなのだけど)ふみこんだりと、ある程度ステップアップの余地もあり。
そんなに悪い本ではないという印象。

しかし、これを書くにあたって調べたところ、やはり Konesa は販売中止の旧製品となってしまった。(ちなみに現行製品は「Elapiz」で、Konesaでの資産が生かせるとなっているので、データをインポートすることはできるようだ。詳しくはこちらのPDF
こういうことが起きると、書籍としての役割も賞味期限切れの感があるのは残念だ。

なぜ、あなたはJavaでオブジェクト指向開発ができないのか―Javaの壁を克服する実践トレーニング
著者 : 小森 裕介
出版社 : 技術評論社 / 定価 : 2,289円(消費税109円ふくむ)

この間、UML を中心に勉強してきたが、UML と実際のコードとの橋渡しの部分があいまいだという自己認識にいたった。
で、買ったのがこの本。
前半ぐらいは、オブジェクト指向の用語解説的なものが入るので、これまで買った本とダブる部分が多かったが、UML がでてきて以降の部分は、おぼろげながらイメージがわいてくるようになった。
くわえて、オブジェクト指向プログラミングのメリットの一つといわれる再利用性についての実践に紙幅をさいており、これもこれまで読んだ本では実践的につかめなかっただけに収穫である。

ちなみに、内容としては、じゃんけん、ばば抜き、七並べなどカジュアルな素材を用いて解説しているし、イラストや書籍デザインもポップ調。
なぜか表紙などのブックカバーだけが、いわゆるビジネス書風のいかめしいデザインだし、けっこうガツンとくるタイトルだし…で、「固そう、つらそう」のイメージだったが、いい意味で肩透かし。
あえて、「カジュアルな入門書」としておすすめ。

日経ソフトウエア プレミアム総集編 プログラミングまるごとパック

発行元 : 日経BP社 / 定価 : 1,995円(消費税95円ふくむ)

要は雑誌「日経ソフトウェア」の1年分バックナンバーCD-ROM。
特定の分野に偏らない、Web みたいに細切れじゃない、など、資料的になにかと便利。
複数の記事に関心があるなら、「買い」じゃないでしょうか。

ウェブ・ユーザビリティ―顧客を逃がさないサイトづくりの秘訣
著者 : ヤコブ・ニールセン / 監修 : 篠原稔和
発売元 : インプレス / 定価2,940円(消費税140円ふくむ)

あ、だいぶ前に読み終わってたのにほったらかしてた。

ウェブデザインのリハビリをやっていくなかで、「いま技術として熱いな」と思ったのが、このユーザビリティーとか、アクセシビリティーの問題。
ウェブデザインってのもこれだけ浸透してくると奇をてらったものよりも、当たり前のもののほうが味わい深く、反復的に訪れたくなるもの(と、かくありたい)。
やっぱり、日本人には白いご飯というか。

この本の中身も要は「基本に忠実に」ということ。
インターネット接続の前提がモデムで、妙にみみっちいと感じる内容もあるけれど、逆に大切なことが読み取りやすくなっている本といえると思う。

おすすめです。
世の中に、「いい」ホームページが広がらんことを。

オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン
著者 : エリック・ガンマ、ラルフ・ジョンソン、リチャード・ヘルム、ジョン・ブリシディース
出版社 : ソフトバンクパブリッシング / 定価 5,040円(消費税240円ふくむ)

いわゆる「GoF本」。
「月刊JavaWorld」2005年8月号で、「デザイン・パターン攻略ガイド」の特集をやっているので、あらためてひっぱりだす。

「JavaWorld」の特集記事を読んでも、あらためて重要性はわかるのだが、C# と Java しか読めないので、「GoF本」の C++ は致命的。

ちなみに、同じソフトバンクパブリッシングからは「増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門」というのも出ている。

こっち買うべきだった? もしかして。

エンド・マークから始まる―片岡義男恋愛短編セレクション・夏

著者 : 片岡義男
出版社 : 角川書店 / 定価460円(消費税21円ふくむ)

「あー、なぁーんも考えたくない。」
…という気分のときというのは、ほんとに何にも考えないのはかえってつらいもの。
気分転換になるものはないか、と本棚をながめていると目に入ったのがこれ。
数年前、旅の気分を味わおうと買って、旅の途中は旅そのものが旅の気分なので(ややこしいな)、ほとんど読まずに本棚で眠っていた。

現実逃避にはぴったりのある種のファンタジー。
片岡義男さんの文庫は、高校生時代に1日2冊のペースで読んでいたので、なんとなくなつかしい。
そのベスト盤ともいえるこの1冊、ハズレなわけがない。
満足、満足。

「UMLワークブック」

UMLワークブック

著者 : 山田 健志 / 出版社 : 翔泳社
定価 : 2,079円(消費税99円ふくむ)

同シリーズの「オブジェクト指向ワークブック」が自分的に「あたり」だったのと、UMLを勉強中ということでチョイス。

「ワークブック」というタイトルどおりの書き込み式で身につける感じは前作と同様にいい感じ。
しかし、本書は「オブジェクト指向…」にあった「現実をどうとらえるか」「どう反映させるか」という点の印象が弱い。

野球とホテルの予約システムという、コンピュータ・システム的に遠そうなものと近そうなもの、大きく2つを例にしながら全体はすすんでいく。
その点ではけっして題材が現実離れしている印象はないのだが…。

なるほど。
例の状況説明もふくめて、図示のすべてが基本的にUMLでおこなわれているから、UMLから入ってUMLを学ぶ、すなわち「狭い世界のなかにいる」という印象がつよかったのだ。
確かにUML以外の図表で状況を説明するのが適切なら、そもそもUMLの必要がないという自己矛盾におちいってしまう。
著者の「信念」としてUMLによる図示をつらぬいた、ということなのだろう。

それはそれで間違いだとは思えない。
しかし、つきあっている読者にはなんとも単調な印象が…。
UMLを身につけたいという確固たる意思を前提にした良書。

「九州の蒸気機関車」

九州の蒸気機関車

著者 : 鉄道少年探偵団
出版社 : 海鳥社 / 定価2,415円(消費税115円ふくむ)

この写真集の主役は人間であり、蒸気機関車はそのあこがれの対象である。
「福岡地方に珍しく雪でも降ろうものなら、一も二もなく撮影に飛び出してゆく。学校はいったいどうなっていたのやら」(「はじめに」より)――そんな撮り手たちの熱い青春こそがこの本のテーマなのだろう。

表紙の写真一つとっても、いったいどうやって撮ったものやら。
線路に立ちはだり、運転手にどやされるかもしれない、ぎりぎりのところで必死にシャッターチャンスを待つ心臓の鼓動が伝わってくるようだ。

もしかしたら、被写体は時代のアイドルでもよかったかもしれない。もっといえば、こうして形に残らない、スポーツでも音楽でもよかったかもしれない。
友人、いや同志たちと過ごした濃密な時間がページのなかに凝縮されている。
そういう集中力と情熱があったのが蒸気機関車に代表される昭和という時代だったのだろうか。

単なる鉄道写真にとどまらず、時代を切りとったジャーナリズムを感じさせる一冊である。

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