「Java開発者のためのアンチデザインパターン」

Java開発者のためのアンチデザインパターン―失敗を回避する秘訣
著者 : 安藤利和
出版社 : 技術評論社 / 定価 : 2,499円(消費税119円)

以前に紹介したGoF本で挫折しかけていたデザイン・パターンを、あらためて集中的に勉強中。
後で紹介するしようと思っているもう1冊とGoF本との3冊で、文字通り並行して勉強しているのだが、中心になっているのがこの1冊。

パターンが必要となる前提、タイトルどおりJavaだがコードがていねいで実際どんなクラス構成になるかがよくわかる。

残念なのは、もくじや見出しにも出ているのに、本文からばっさり抜けてしまったようなパターン(Prototype)があること。
もうひとつ、絶版のようで、これから入手が困難になりそうなこと。

「かんたんUML」

かんたんUML
著者 : オージス総研
出版社 : 翔泳社 / 定価 : 2,079円(消費税99円ふくむ)

ちょい古で、読みかけだったのをクリアー。

全体として、かなりもりだくさんの内容。
「UML導入して成功しちゃったよ」物語(小説風)、トップマネジメントレベルでのUMLの意義など、いまUMLを身につけることがもとめられているという(ぼくのような)人には、はっきりいってムダな部分が多い本。
まあ、時代の要請というか、すでにUMLが一般化してしまった現時点ではそのあたりはそもそも存在意義がないような気もする。

途中の、例をもちいた分析・設計の解説こそが目玉なのだろうが…やっぱりまどろっこしい。

で、最後のUML技術者認定試験対策の部分は、これはたしかに類書がない感じだが…UML技術者認定試験そのものが、「UMLモデリング技能認定試験」にかわってしまったのね。

その辺もふまえて「かんたんUML[増補改訂版]」が出ているようです。
読んでみる?

「Visual Basic 練習帳」 & NUnit

Visual Basic練習帳
著者 : 笠原一浩
出版社 : ソフトバンク クリエイティブ / 定価 : 2,940円(消費税140円ふくむ)

この間 C# を中心に勉強してきたが、いまの時点で自分に必要なのは、これ以上の知識ではなく実践なのではないか、と意識しつつある。
昔、「(プログラミングは)習うより慣れろ」と、ドクターパソコンもいっていた(←年がバレる)。

そこで、子どものころの算数ドリルとか漢字練習帳のように、バシバシと小さなプログラミングをくりかえせるようなテキストはないだろうか、と探していた。
Javaのドリル」なんて本も見つけていたのだが、問題数の多そうなこちらを(とりあえず)チョイス。

「…C# の勉強してて、VB や Javaの本!?」とツッコミが入りそうだが、解説はほかの本でカバーできるので、あくまでゴールの見える課題がほしかった、というだけ。
実際、この本 + 話題の Visual C# 2005 Express Edition でやっているのだが、ノープロブレム。
まだはじめたばかりなのだが、バシバシと練習問題を解きまくるというねらいとしてはあたった感じがする。

さらに、これまで積み上げてきたことを生かしてのぞもうと、テストファーストで、これらの課題をクリアーすることに挑戦。
テストツールとしては、NUnitベースの TestDriven.NET を使用している。

NUnit の解説としては、こちら、「@IT:.NET Tools : テスト駆動開発ツール最前線」を参考に。
しかしながら、これまたサンプルが VB だったりするので、また「翻訳」に一苦労。
なんか楽できないかなぁ…と思って見つけたのが、こちら「[おすそ分け] NUnit Test Case な VS2005 用アイテムテンプレート」」(菊池 Blog)
おー、こりゃ便利。
というわけで、新しい本 + 新しいツール群のおかげでワクワクとのぞめるというのも幸せなり。

Web2.0の原典

iNTERNET magazine 2006年1月号 make innovation with technology ! [雑誌]
発行元 : インプレス / 定価 : 1,050円(消費税50円ふくむ)

オライリー氏の「What Is Web 2.0」が掲載されていたので、バックナンバーを入手。
Web上でも同じものが読めるんだけど、アナログ人間の自分としては、紙媒体で見直すことで印象がつよくなるし、自分の財布を痛めることの意味もあるだろうということで。

なんかまことしやかな規格っぽい名称にもかかわらず「Web 2.0」ってのはここ最近の「傾向」ってことだ。
やや拍子抜けの感もあるが、なだらかにすすんできたWebの発展の質的変化をとらえるというのはなかなか意義深いと思う。
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「SEのためのソフトウェアテストの基本」

SEのためのソフトウェアテストの基本
著者 : 山本 吉信
発売元 : 翔泳社 / 定価 : 2,100円(消費税100円ふくむ)

「基本」というほど、読みやすくはない。
なぜだろう…と考えると、基本的に用語集 + 経験からくる格言という印象なのだ。
章立ての順番も、あまりすっきりしたものではないし、最後の記述も「あれ? 終わり?」という感じ。

しかしながら、基本中の基本――考え方や、神経のおきどころはわかった…気になる本。
「わかった気になる」というのがミソで、たぶん何もわかっていない。
ソフトウェアテストは奥が深いから、もっとつっこんだ勉強の必要があるよ――というのが「基本」ということなのだろう。

「博士の愛した数式」

博士の愛した数式
著者 : 小川 洋子
出版社 : 新潮社 / 定価 : 460円(消費税21円ふくむ)

映画を見た後、原作本に挑戦。

昔はこういうケースだと、映画が原作と違うことに違和感を引きずったものだが、なるほどこういう面は映画的、こういう部分は文学的というようにメディアの特性に応じたリファインに感心した。
そういう自分の成長を感じもした。

総じて、映画の方はスケール感があって「画(え)になる」エピソードがもりこまれているし、原作の方は人間同士の心理描写や数式をめぐる理知的なエピソードの印象を深められる。

結果として、映画→原作本の順番は正しかったと思う。
今週末からロードショーですね。
映画を楽しみにしている人は、原作本を読むのをもう少しガマンすることをおすすめします。

「コンサルタントになる人のはじめての業務分析」

コンサルタントになる人のはじめての業務分析
著者 : 窪田寛之
出版社 : ソフトバンク / 定価 : 2,730円(消費税130円ふくむ)

UMLの実践的な勉強をしたくて買った本。
実際の業務を分析して、そこから出てくる要求をUMLで仕様化するというのが主題ようだったからだ。

しかし、残念ながら結論にいたる過程の部分、思考のプロセスをもっと知りたかったという感じで、ちょっと早足すぎる感じだった。
…それとも自分がついていけなすぎなのか。

「アホでマヌケなプログラミング」

アホでマヌケなプログラミング
著者 : Lepton
出版社 : 翔泳社 / 定価 : 1,764円(消費税84円ふくむ)

新年早々「アホでマヌケ」かよっ!!
…という気もするけれど、たまっていた本を正月休みに消化する一環として。

内容は、現役のプログラマーによる、職業プログラミングにかんするエッセイといった感じか。
タイトルの通り、「たしかにそりゃアホでマヌケなのかもしれないなぁ」とは思えるが、「じゃあ技術的にどうすりゃいいの?」「心構えとして必要なことは?」というあたりに十分答えていただいた印象に欠ける本。
(まったく書いてないというわけではないが、あまり印象も技術も残らない。)

読んでいる途中から、「とりあえずとっとと読みきって駅のゴミ箱に捨てよう」と思いはじめたが、そうはできない性分で結局持って帰ってきてしまった。
しばらく本棚のスペースを埋めるだけになること間違いなし。
コピーに踊らされて安易に買っちゃったなぁ…(←アホでマヌケ)

「10日でおぼえるUML入門教室」

10日でおぼえるUML入門教室
著 : オージス総研
出版社 : 翔泳社 / 定価 : 2,940円(消費税140円ふくむ)

CD-ROMに「Konesa」というUMLツールの体験版が付属しているし、著者もその開発元であるオージス総研
となると、予想できる通り、あまり問題意識をもたないで「10日」をすごしてしまうと、Konesaのつかい方は覚えても、UMLを学んだことにはならないという状態に陥ってしまうかもしれない。

ぼくは、Konesaとやらのツールの将来性に不安を感じたのもあって、Eclipse のプラグイン、「Eclipse UML」をつかって読みすすめた。
十分、対応関係がある上に、Eclipse と Eclipse UML の操作に親しむこともできた。

この本の存在意義としては、UMLで描いた図が結局どういう(Javaの)コードになるのか、というサンプル。
この点ではこれまでに読んだ本のなかでも充実しているうちに入ると思う。

デザイン・パターンに若干(ほんとにちょっとだけなのだけど)ふみこんだりと、ある程度ステップアップの余地もあり。
そんなに悪い本ではないという印象。

しかし、これを書くにあたって調べたところ、やはり Konesa は販売中止の旧製品となってしまった。(ちなみに現行製品は「Elapiz」で、Konesaでの資産が生かせるとなっているので、データをインポートすることはできるようだ。詳しくはこちらのPDF
こういうことが起きると、書籍としての役割も賞味期限切れの感があるのは残念だ。

「なぜ、あなたはJavaでオブジェクト指向開発ができないのか―Javaの壁を克服する実践トレーニング」

なぜ、あなたはJavaでオブジェクト指向開発ができないのか―Javaの壁を克服する実践トレーニング
著者 : 小森 裕介
出版社 : 技術評論社 / 定価 : 2,289円(消費税109円ふくむ)

この間、UML を中心に勉強してきたが、UML と実際のコードとの橋渡しの部分があいまいだという自己認識にいたった。
で、買ったのがこの本。
前半ぐらいは、オブジェクト指向の用語解説的なものが入るので、これまで買った本とダブる部分が多かったが、UML がでてきて以降の部分は、おぼろげながらイメージがわいてくるようになった。
くわえて、オブジェクト指向プログラミングのメリットの一つといわれる再利用性についての実践に紙幅をさいており、これもこれまで読んだ本では実践的につかめなかっただけに収穫である。

ちなみに、内容としては、じゃんけん、ばば抜き、七並べなどカジュアルな素材を用いて解説しているし、イラストや書籍デザインもポップ調。
なぜか表紙などのブックカバーだけが、いわゆるビジネス書風のいかめしいデザインだし、けっこうガツンとくるタイトルだし…で、「固そう、つらそう」のイメージだったが、いい意味で肩透かし。
あえて、「カジュアルな入門書」としておすすめ。