「Visual C#.NET入門 活用編」

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Visual C#.NET入門 活用編
著者 : 笠原一浩・山本美孝・山崎秀
出版社 : ソフトバンク / 定価 : 3,150円(消費税150円ふくむ)

基礎編」を買った流れで買ってみた。
しかし、「基礎編」が Visual Studio をつかってプログラムをする楽しさ、手軽さのツボを押さえていたのに比べると、ちょっとピントがずれている印象だ。

あくまで Visual Studio の操作の範囲内での「『基礎編』ではふれなかったややこしいところ」をとりあげているにすぎず、C# のステップアップの王道であろう、オブジェクト指向などの「理論」部分は、ほとんど解説せずにすすんでいく。
Visual Studio の機能や操作には一通り慣れられるものの、C# がわかるようになるわけではない、という印象。

くわえて、「基礎編」のカラー印刷によるやさしい印象からうってかわって本文中はスミ一色に。
ページ数は1/4、100ページほど多いものの、値段は約200円高。
基礎編」には、Visual Studio の体験版DVD-ROMがついていたことも考えると、妙に割高感があるのもマイナス要素。

そうはいっても、簡単な例題、解説、実際のサンプル・コードですすんでいく基本は変わっていないので、本書で一通り覚えるファイル操作や、別画面の呼び出しのあたりなんかは、印象をもとにあとでふりかえるのには便利だろう(実際、ぼくもそうなってるし)。


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