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「スターウォーズ」サーガ!!

スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOXスター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナススター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

(左から)
「スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX 」
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すべての発売元 : 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

「スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐」公式ホームページ

もうお祭り騒ぎである。
…と書き出すのにはタイミングを外した感もあるのだが、足かけ28年におよぶシリーズで1カ月ぐらい遅れてもどうってことないだろう。

お祭り騒ぎというのは、世の中的にではなく、自分の頭の中でのこと。
まずは、エピソード3をロードショー3日目にして見る。
エピソード4、5、6、1、2 と見つづけた新宿プラザ劇場と最後まで争ったが、結局東京でいちばん設備のいい銀座の劇場へ。
しかし、シートは予約制の上、すでに全部埋まっているという。
あわてて、新宿に引き返すが、新宿プラザ劇場はすでに最終回がはじまっていた。
で、やむをえず近くの適当な劇場へ。
ガーン!! スクリーンが小さい…。
ストーリーは十分追いかけたが、いまひとつ爽快感が伴わない。

このフラストレーションもあって、エピソード4~6が見たくなる――まあそういうもんでしょ?

ほとんど見たことがないという妻もつきあわせて、LDのエピソード4~6の「特別版」、店をはしごしてDVDを見つけ出しエピソード1と3日がかりでクリアー。

不思議なもので、古いものほどよく覚えている。
再放送、ビデオなど、くり返し見る機会が多かったというのもあるだろう。
しかし、「ああ、このシーン、小学校のお楽しみ会でやったなぁ」とか「いっしょに『帝国の逆襲』見にいったアイツはどうしてるかな」とか、映画の周辺にまつわる思い出も古いものほど多い。
思えば、このLDプレーヤーも「特別編」のドルビー・デジタルを再生するために買ったのだった。
(これより前につかっていたのは、モノラルでしか再生できなかった。)

ここまで自分の人生にかかわりのある映画はほかにない。
とくにそれがストーリーとまったく無関係というのは。
ある種、結婚式や葬式につうじる人生のイベント――「エピソード3」とはそういう映画なのだ。

さて、ストーリー的には、ダースベーダーがダークサイドに落ちる経過というのが興行的な押し出しではある。
しかし、ぼくは、この「エピソード3」(正確には、エピソード1~エピソード3の流れ)が「戦争ははじまるもの、むしろ人の手によって意識的にはじめられるもの」ということをはっきりと描いたことはとても意義深いと思う。
たしかに最初に「スター・ウォーズ」を見たときの前提は「戦争というのはあたり前に存在する」という意識だった。
もの心ついたときにはベトナム戦争がはじまっていたし、あちこちで民族紛争なんかが起きていた。
その後のイラン・イラク戦争やら、フォークランド紛争やらの記憶は「いつの間にかはじまっていた」というもの。
とにかく、戦争はなんとなくはじまるもの、世界のどこかであたり前に存在するもの、「スター・ウォーズ」はそのうちの一つ…というような感じを子どもの僕はもっていた。

しかし、イラク戦争では、はじまるずっと前から「このままだと戦争がはじまりそうだ」と全世界が注目し、首謀者のブッシュ大統領をはじめとしたアメリカ政府要人の言動が世界をかけめぐった。
「戦争はだれかがはじめるもの」「それなら止められるんじゃないか」という認識が大きく世界的にひろがっていった時代背景が、スター・ウォーズの約30年間と重なっているような印象をうけた。
ジョージ・ルーカスは、エピソード6の「特別版」で、世界中、いや宇宙中が終戦に歓喜するシーンを挿入した。
戦争という「過ち」への怒りと、戦争がない世界になってほしいという希望、いずれもがずっとずっと大きくなったのがこの約30年と考えるとじつに感慨深い。
この点はめずらしく、スター・ウォーズのストーリーと自分の人生が重なっている部分なのだが。

さて、残るはエピソード2、そして2度目のエピソード3。
見終わったらまた4~6と見たくなる気がする。
祭りはしばらくつづきそうだ。

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