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「ディパーテッド」

映画「ディパーテッド」公式サイト

先の第79回アカデミー賞で、作品賞、監督賞ほか今回最多の4部門で賞をとった、というので観にいった。
レオナルド・ディカプリオが演じるビリー・コスティガンはギャングとなって潜入捜査する警官、マット・デイモンが演じるコリン・サリバンは警官の中でもエリートに乗っかっているが実はギャングの手下という複雑な設定。
途中までは、このハラハラ感がどこに着地するのかとワクワクしていた。

が…

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「ホテル・ルワンダ」

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション

ロードショーで見たけど、紹介しそこねてました。
DVD発売決定だそうです。

いろんな意味ですごい映画。
1994年、アフリカのルワンダで起こった、一方の民族がもう一方の民族を「100日間で100万人」殺害したという虐殺事件。
そのなかで、みずから支配人を務めるホテルに難民1,000人以上をかくまった「アフリカのシンドラー」、ポール・ルセサバギナを描く。

「シンドラーのリスト」のシンドラーが、正義感と慈悲にあふれたキャラクターで時代をとらえた一方、この映画でドン・チードルが演じたポールはトホホ・キャラ。
ただ、家族を守りたいという思いから出発し、どんどん集まってくる難民にトホホ顔を見せ、ちゃっかり部屋代の請求書を出す(「支払いが困難なら相談します」といっていたが)など、その庶民感覚が共感しやすい。

しかし、くりかえしになるがほんの10数年前の事件。
その事実と、いまも健在でメッセージをよせているポールの姿勢に衝撃からうける衝撃は御しがたい。
これはおそらく多くの人に共通した感覚だと思う。
この映画のもう一つのすごいところは、もともと日本で公開の予定がなかったのに、上映をもとめる運動で公開を実現してしまったこと。
くわしくは、「『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会」を読んでください。
この行動にも、ある種の小さな正義感とそれにもとづく勇気があふれている気がして、心打たれるものがある。

(おまけクイズ・このルワンダと日本が共通して現在もかかえている国際人権上の問題点があるんだけど、それは何? 答えは検索で。)

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「ミリオンダラー・ベイビー」

ミリオンダラー・ベイビー [DVD]

「ミリオンダラー・ベイビー」公式ホームページ

2005年度アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の4部門を獲得した話題作。
クリント・イーストウッド監督のアカデミー賞作品ということで、「許されざる者」に通じるほろ苦路線を期待して見に行った。
が、こりゃそうとうに重い。
これほどまでに、「目を背けたい現実」を描いた作品も少ないだろう。
ただ「目を背けたい」だけなら、恐怖映画やぼくの記憶のなかでは「ドッグ・ヴィル」なんかでもお目にかかれる。
しかし、これらは完全な虚構と割り切って――いわば自分の体は安全地帯においた上で――怖いもの見たさののぞき見として成立する。
今作「ミリオンダラー・ベイビー」では、現代社会を反映したリアリティーを壁にして、逃げ出すことを許さないギリギリの位置に観客を置く。