邦画

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スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

「SWING GIRLS」公式ホームページ

「女子高校生がジャズ!?」というのがそれだけでコピーになるのかどうか…。
というのも、ぼくの高校時代一時期の思い出にはジャズが流れているから。

進学校では高校3年の夏休みは、夏「休み」ではない。
学校に行くかわりに予備校に行くだけ。
そして、学校以上にギスギスした雰囲気のなかで、ぎっしりの「予備校イス」で隣のヤツとひじとひじをぶつけ、受験戦争の火花を散らす――。
…というのは、じつはぼくにとっては空想の世界で。
ぼくはといえば、ほぼ毎日学校のプールに通い、プールの閉まる午後3時からは学校近くの市立図書館の冷房の効いたソファーで惰眠をむさぼり、起きたらちょっと勉強し、帰りに図書館のレコードを借りて帰る――というのが日課だった。
図書館のレコード――ちょうどその時期はレコードから CD への変わり目だったが――は、容赦なくいろんな人が借りるので、当時のヒット曲のものは、傷がひどくてとても聞けるものではなかった。
結果として、いちばんレコードがきれいだったジャンルがジャズだった。

高校生とジャズの出会いなど、所詮そんなものかもしれない。
しかしいざ出会ってしまうと、時代のヒット曲以上につよいインパクトで、高校生を夢中にさせ、とりこにするエネルギー、魔力をもっているのもジャズなのだ。
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SURVIVE STYLE 5+ プレミアム・エディション [DVD]

「SURVIVE STYLE 5+」公式ホームページ

はっきりいって、ぼくが紹介している映画のなかでは異色であることまちがいなし。
いわく「CM界の奇才」による「日本映画じゃないニホンエイガ」みたいな。
(↑これって、作品の中身をまったく紹介してないコピーだし)
しかし、個人的にはとても「楽しい気分」になれる映画なのだ。

じつは、この作品の関口現監督って、ぼくの高校ンときの映画部の先輩。マジで。

現先輩(あえてこう呼んじゃうけど)は、ちっちゃい体にして、映像にかんするエネルギーはただならぬものがあった。
文化祭前なんか、3連チャン徹夜。
編集しながら足りない部分を撮影するというバタバタで、写真屋さんの現像があがるそばから、自転車で20分ほどかけてとりにいく。
現先輩は「自転車乗りながら寝ちゃってさ、家族連れンなかにつっこんじゃったよ」なんてキテる笑い話をもって帰ってくる。
徹夜明けのハイ・テンション・ワールドのなかにあって、死ぬほど笑いころげた。
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草の乱 [DVD]

「やむにやまれぬ思いで立ち上がる男たち」――ロードショー翌日の9月5日に「草の乱」を見たら、そのさらに翌日9月6日の夜のニュースをにぎわせたのは、プロ野球の選手会が球団合併の凍結などをもとめてストをおこなうことを決定した、というものだった。

「草の乱」は、1884年、増税と生糸価格の暴落で劇的な生活悪化においやられた養蚕農民たちが「圧制を変じて良政に改め、自由の世界として人民を安楽ならしむべし」(田中千弥「秩父暴動雑録」より)と立ち上がった「秩父事件」を描く。
当時においても非合法だった、いわば暴力革命という手段をとったことで、平等と正義の理想に燃えてたたかった指導者たちのほとんどが死刑となり、当時の政府が波及をおそれて「暴動」と評価したことで、秩父事件は暗い一事件として歴史上あつかわれてきた。

しかし、描かれている当時の状況は、農民の困窮につけこんで暴利をむさぼる高利貸しが裁判所を買収し、役所も「個人の貸し借りは相手にできん」とつっぱね、国会はまだ開設されず、「民の声を国会に」と期待された板垣退助の自由党も解党寸前…。
彼らの蜂起は、まさにやむにやまれぬ最後の手段。
そのことを決意しなければならない農民たちの苦悩も描かれる。
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機関車先生 スペシャル・エディション [DVD]

「機関車先生」公式ホームページ

なぜ見たかというと、予告編の子どもの顔がよかったから。
それは、どう見ても主役の先生と子どもの別れの場面だろう。
子どもたちが顔中に汚いほどの涙のあとを残して、なにやら叫び、一点にむかって手をふる。
もうそれだけで子どもたちがのびのびと演技をし、またスタッフやら俳優たちやらとただならぬ信頼関係をつくった映画だという推察ができた。
「この結末が待っているなら見ようじゃないの」と思わずにはいられない、いい顔だった。
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「CASSHERN」

CASSHERN [DVD]

「CASSHERN」公式ホームページ

映画を見たのはずいぶん前だったのだけど、DVD発売のニュースが入ったので書いてみることにした。

この映画、もとになったのは70年代のアニメ「新造人間キャシャーン」だ。
リアルタイムで子どものときに見たことは見たのだが、それほど夢中になった記憶がない。
しかし、なぜか強烈に印象に残っている。
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ほたるの星 [DVD]

「ほたるの星」公式ホームページ

山口県の小学校に赴任した新人教師が、生徒たちといっしょに地元の川にホタルを飛ばすまでを描いた学校もの。
NHKの朝の連ドラでも先生役を演じた小沢征悦さんが、まじめで情熱的でういういしさあふれる先生役を好演している。

それなりに期待していたのだが、チケットショップで前売券を 600円!! で入手した。
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チルソクの夏 特別版 [DVD]

なんかね、とっても「青春映画」でした。
主役の高校生たちが陸上部にしても、むやみやたらに走ってるシーンが多いし、いかにも初恋の胸キュンなお話だし。
けなそうと思えば「青臭い映画」ってことになるだろうけど、その若さゆえの正義感やエネルギーにケチをつけるような「枯れたオヤジ」にはなりたくない。

山口県下関の陸上部の女子高校生の友人たちが、韓国・釜山へ交流陸上競技大会に出かける。
宿舎での夜、韓国の選手の一人安大豪(アン・テイホウ)が、下関の女子高校生、郁子(いくこ)に、恋心をうちあける。
「また来年の七夕(韓国語でチルソクというそうです)会おう」、と。
そして二人の文通と恋を中心にドラマはすすんでいく…。

じつは、紹介するタイミングをはずしたと思って、棚上げしていたのだが、「七夕」を前後して、地元下関をはじめ、地方での上映がスタート。
東京では、なかなか異例のリバイバル上映がきまった。
こういう地味(失礼?)だがいい映画が、息長く上映されるのはファンとして、実にうれしい。
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この世の外へ クラブ進駐軍 [DVD]

公式ホームページ

「武器より楽器なんだよ」――萩原聖人の台詞に、映画館は、妙にしんと静まりかえった。

映画は、第二次世界大戦直後の日本を舞台に、戦争にかかわる過去をもった 5 人の青年の姿と、彼らがジャズを通してふれる進駐軍=アメリカの姿をも描いていく。

バンド・リーダーの萩原聖人さんだけでなく、音楽的にも精神的にも主柱となるベーシストを演じた松岡俊介さん、音楽性を高めるのに貢献した、本職のトランペッター MITCH さんらも好演。
しかし、快演はオダギリ・ジョーさんだ。
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ドラッグストア・ガール デラックス版 [DVD]

「田中麗奈さん主演!」「おじさんたちがラクロスに挑戦!!」「『社交ダンス、ピンポン、シンクロ…次のブームはラクロス』なんてキーワードが踊る!!!」
周防正行監督の「Shall we ダンス?」や「シコふんじゃった」など、この間ヒットした邦画作品につうじる「新しいスポーツに挑戦」路線、おじさんたちを前面に出した「釣りバカ日誌」シリーズも手がけた本木克英監督、とくれば期待と安心感も高まるというもの。

ワキをかためる面々も、柄本明さん、三宅裕司さん、伊武雅刀さん、六平直政さん、徳井優さん…とこの間の日本映画コメディー路線をささえてきたベテランばかり。
さらに新進気鋭の宮藤官九郎さん脚本、コメディー初挑戦ながら田中麗奈さん主演となれば、おもしろくないはずはない!!

↓つづきは、ネタばれ注意。これから見に行く予定の人は見ないこと
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