これまで紹介した「猟奇的な彼女」と「ラブストーリー」のクァク・ジェヨン監督の最新作。主演は、「猟奇的な…」のチョン・ジヒョン。
文字通りドラマチックなストーリー展開と、トホホで素朴な普通の人を描いた前2作は、自分のツボにはまりまくりで大いに笑い、泣いた。
しかし、今作は…。
酒を飲んでは大暴れする「彼女」と、ゲロをはかれ殴られても彼女についていくトホホな彼、キョヌの話。
ラストのどんでん返しは、まさに韓流だ。
この主演のチョン・ジヒョン、監督のクァク・ジョエンで、パート 2 的な映画が公開されるとのこと。
タイトルは「僕の彼女を紹介します」。
以前に紹介した「ラブストーリー」とも同じ監督で期待が高まる。
ぼくはクァク・ジョエン監督、すごく好き。
この作品も、「ラブストーリー」も、主役の男がちょっとトホホで、でもストーリーのなかで魅力が見えてくるというつくり。
恋はルックスでするんじゃなくて、エピソードから生まれてくるという感じが。
途中、彼女が彼に対する思いに気づいて、彼を探して街のなかを走るシーンがある。
ぼくは見た瞬間、「あ、『アパートの鍵貸します』だ」と思った。
泣いちゃうかもなぁと思いつつ、覚悟をきめて劇場に足を運んだものの、もうおいおいと泣いてしまいましたよ、マジで。
韓国発の純愛ストーリー「冬のソナタ」の面影(実際、主演女優のソン・イェジンは、同シリーズ「夏の香り」に主演)を感じたこととと、「猟奇的な彼女」のクァク・ジョエン監督作品ということで楽しみに出かけた。
現在三角関係中の女子学生ジヘが、日記や手紙を通じて母親のジュヒとジュナ、テスとをめぐる悲恋の三角関係を知る、というあらすじだが、現在と過去の配分と交錯しぐあいが実に絶妙。
興行的には「泣ける」「悲恋」で押し出しているが、ラストでめまぐるしく現在と過去を行きかう展開とその結末は、意外も意外。思わず「おおーっ」と声が出そうに。
詳細はナイショです。